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2021年04月の記事 (1/1)

キバ子

いい表情してるよ。ラストの二人でちょっと悪い話をしつつ覗かせる、悪意のない笑顔。とても素敵な表情だ。
ついにこの表情が出来るところまでキバ子が歩みを進めたことが、たまらなく嬉しい。率直に言って、大好きです。
心にゆとりのあるキバ子を見るの、物凄く久しぶりな気がする。悪意の無さまで含めると、初めてというほどの笑顔。
こういう形でキバ子を成長させるの、本当に凄いなぁ。

サチとの関係、仲の良い振りをしつつ仲の悪いところを隠さないような仲の良さに収まったら嬉しいなぁ
(こんな文章で、私の言いたいことは伝わっているのだろうか)。
煽りあえるくらいで丁度いい。堂々と嫌味を言い合えることで、むしろ嫌味がなくなる。
急速に大人になって行くキバ子に、立ち止まったままのサチはついて行けるのだろうか。
小陽ちゃんには舐められたくないだろうし、サチだってきっと大丈夫だ。性格の悪さを存分に発揮して、一歩踏み出して欲しい。
それと、寂しそうに見えたというところも、良いですね。
しおらしさとはまた別であって欲しいのですが、悪い子でいるだけじゃあ疲れてしまう。

ここ何話か書いた感想にも記したように、一連のキバ子回も(少なくとも私の中では)霧が晴れ、
今回は不安でドキドキするのではなく、ポジティブにワクワクしている。私の胸は躍っている。とても楽しい。
そしてやはり、二木さんとは対等というのがたまらなく良い。保護者の真子さんとも、顔色を伺う他の面子とも違う。
キバ子からも二木さんからも、互いに関係性を作って行っている。
飾らず肩の力の抜けた状態で、心地の良いテンポで、まだ少し間の開いた距離を縮める二人がそこにいる。

もはや、完全に文化祭を食っとるね。いや、文化祭はここからなのだろうけれど。
しかしながら今は紛れもなく、群像劇の主人公がここにいる。君こそスターだ。
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